harutamaの日記

失業中の理系研究者のブログ

お詫び

先の以下のエントリーに誤りがありましたので、お詫び致します。
誠に申し訳ありませんでした。

 

 【新型コロナ】新型コロナで40万人死亡をエクセルで計算してみた
 【新型コロナ】新型コロナで41万人死亡をエクセルで計算してみた(2)

 【新型コロナ】新型コロナで40万人死亡をざっくり手計算してみた
 【新型コロナ】レムデシビルでも死者30万人!エクセルで計算してみた
 【新型コロナ】レムデシビルの医療崩壊期間の短縮効果をエクセルで計算してみた。

 

 これらは、報道発表のあった40万人死亡数を実際にどうやったら計算できるかをエクセルで試したものと、そのデータからの展開ですが、その際に、東洋経済の年齢別グラフの表示値(4/22時点)を使わせて頂きました。確認したところ厚生労働省の正式データとかなりの開きがあるようです。人様のサイトのデータを確認せず勝手に使った私が全面的に悪いです。また、同サイトの他のグラフのデータについては、厚生労働省のデータに近いようです。

 

 そんなんだから失業するんだという声が飛んできたとしてもごもっともとしか言いようがございません。

 厚生労働省のデータによると、5月8日時点での厚生労働省の2つのデータと東洋経済の年齢別グラフのデータはそれぞれが異なっていて、、どれが正しいのか分かりません。正直。。大混乱。

 


 深くお詫び致します。
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【新型コロナ】レムデシビルの医療崩壊期間の短縮効果をエクセルで計算してみた。

*お断り:申し訳ありません。この計算に用いたデータは古いデータ(4月22日時点)のため、汎用性はありません。

 先日認可が下りた新型コロナの薬レムデシビルと、今後1年以内の認可を目指すイベルメクチンについて、事前投与した場合、推定死者数に対する効果を計算した(レムデシブルとイベルメクチンの効果をエクセルで計算してみた(重症化前投与))。

 ここでは、より現実的な投与方法を想定して、重症化後の薬の投与を想定した計算をして比較を行う。

 

従来法

・従来データを用いる

・集中施設占有期間は2週間

*その他の条件は、先の計算1計算2と同様。

 

レムデシビル条件

・重症化前投与条件:重症化数を70%に改善

・重症化後投与条件:死者数を70%に改善

 ・集中施設占有期間を70%に改善

 * 重症化数:重症患者数+死者数

 

イベルメクチン条件

・重症化前投与条件:重症化数を70%に改善

・重症化後投与条件:死者数を70%に改善

・集中施設占有期間は2週間据え置き

 

 重症化後投与の結果は以下になる。

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推定死者数(レムデシブルとイべルメクチンの効果)

 結果として、おおまかな推定死者数はほぼ変わらず、従来は41万人、レムデシビル使用時に約29万人、イベルメクチン使用時に約12万人である。

 新型コロナ感染者に対する医療崩壊率も、大きな違いは無いが、ここでは、医療崩壊による他の疾患患者への影響が考えられていないためである。

 この計算では、インフルエンザの感染者の季節推移を参考にして、ピーク期には1週間に年間感染者数の1/10が発生し、中シーズンには年間感染者数の1/100が発生すると仮定している。医療崩壊の条件は、日医総研のデータより各都道府県の集中治療室の和を重症患者数+死者数の和が上回る場合とした。

 この仮定において、レムデシビルの医療崩壊期間短縮効果は以下のようになる。 

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医療崩壊期間に対する薬物投与の効果

 

 この重症化後投与(レムデシビル(後))と重症化前投与(レムデシビル(前))の差は、山梨県岩手県では中シーズンに医療崩壊の瀬戸際に立つため、レムデシビルを陽性患者や重症化しやすい患者に事前投与する事によって、医療崩壊を免れる可能性があるという事を示す。その後のピーク期には医療崩壊が起こるため、医療崩壊期間の短縮効果として現れる。しかしそれは、薬の副作用との兼ね合いになるのだろう。

 ピーク期には全都道府県で医療崩壊が起こる一方、中シーズンにおいて医療崩壊する都道府県は以下のように予測される。 

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医療崩壊する都道府県(中シーズン)

 *新潟~広島の16県:広島、三重、滋賀、大分、栃木、和歌山、山形、愛知、静岡、島根、岐阜、徳島、青森、岩手、山梨、新潟

 

*注意:疫学の非専門家による大胆な仮定に基づく計算です。お気づきの点がございましたらご指摘頂けますとありがたいです。

 

 

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【新型コロナ】レムデシビルでも死者30万人!エクセルで計算してみた

*お断り:申し訳ありません。この計算に用いたデータは古いデータ(4月22日時点)のため、汎用性はありません。

 AFPによれば、レムデシビルの効果は治療期間を31%減らし、致死率も31%減らすとのことだ。この値はアメリカでの治験によるので日本でも同じかどうかは分からないが、仮に同じだとして、従来の死亡数推定数から効果を見積もってみよう。

 また、先の計算では集中治療を1週間と見積もっていたが、報道発表では2週間であったのでその修正も行った。結果、レムデシビル使用時は約10日になる。

 

 一方、報道発表によれば、イベルメクチンは致死率を8.5%から1.4%に改善したとの事だ。これも同様に見積もってみよう。

 

 レムデシビルは既に5月7日に認可が下り、アビガンは5月中に認可が下りる予定で、イベルメクチンは1年以内の認可を目指しているそうだ。

 

 早速、エクセルで計算してみよう。

前提条件の変更

・集中施設占有期間は2週間 (←先の計算では1週間)

*その他の条件は、先の計算1計算2と同様。

 

レムデシビル条件

・重症化数を70%に改善  *重症化する前の投与を前提とした。

・集中施設占有期間を70%に改善

* 重症化数:重症患者数+死者数

 

イベルメクチン条件

・重症化数を30%に改善  *重症化する前の投与を前提とした。

・集中施設占有期間は2週間据え置き

 

 重症化する前の投与を想定したため、新型コロナ感染者に対する医療崩壊率は、従来、レムデシビル、イベルメクチンでそれぞれ92.5%、90.2%、90%となった。

 

 結果は、以下のようになる。

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推定死者数(レムデシビルとイべルメクチンの効果)

 

 レムデシビルを用いても推定死者数は約30万人となり、薬が前評判通りに効いたとしても、推定死者数はまだまだ多い印象だ。

 

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【新型コロナ】帰省、いつするの?夏でしょ!

 2020年12月~2021年1月の年末年始は、帰省できない。
 おそらくそれまでに十分な効果のあるワクチンや治療法が間に合わないだろうから。年末年始は、風邪ウイルスのピーク期で、新型コロナも活発になり、医療崩壊を起こす危険性があるからだ。医療設備の乏しい地方でそんな事になったら何が起こるか、、
 なので、年末年始の帰省はがまんしよう。でも、我慢ばかりも辛いよね。 

 

harutama.hateblo.jp

で書いた「温度21~24度および湿度80%で太陽光があると、わずか2分で新型コロナウイルスが半減する」という情報が本当なら、この条件に一致する時期は新型コロナウイルスは活動が低い。
 再び気象庁の2019年の情報から、平均気温23℃以上で湿度80%以上の条件を探してみると、各都道府県の主要都市のこの条件が当てはまるのは以下になる。

 

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平均気温23℃以上、湿度80%以上

 あれ、、1個足りない。どこかの県を抜かしているらしい。申し訳ありません。地理はとても苦手で、、お気づきになったらご指摘頂けると幸いです。

 

 あくまで目安だが、帰省するなら、平均気温23℃以上湿度80%以上の良く晴れた日に、自転車で、、とか?^^;
 当然、自身が陽性の可能性のある場合はダメだし、判断は自己責任でお願いします。また、同じ県でも場所によって気象条件が異なるので、詳細な情報は気象庁の情報をご確認下さい。

 ちなみに、私の郷里は残念ながら該当なしだったので、夏も帰省しない方がよさそう。気候の穏やかな場所は、コロナウイルスにとっても快適らしい。



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【新型コロナ】夏の高校野球できるかも?

テルモ販売の紫外線照射ロボ、新型コロナ除去の効果確認

 この記事によれば、紫外線で新型コロナウイルスを除去できる。病院、公共交通機関、ホテルなどでも使用できそうだ。人間には使えそうにないけれど。マスク用もある。(PRTIMES)これで少し作業が楽になりそうだ。

 一方、AFPによれば、ホワイトハウスの発表したところで、「温度21~24度および湿度80%で太陽光があると、わずか2分で新型コロナウイルスが半減する」そうだ。この情報についてはもう少し慎重になる必要があるという専門家の意見もあるそうだが。

 

 もしもこれが本当なら、実際にいつこの条件に達するか調べてみよう。
 気象庁の情報から、平均温度と湿度を取り出してみると、以下のようになる。破線は、気温23℃、湿度80%のラインである。

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平均温度と湿度

 この条件に当てはまるのは、東京では6月から8月頃、沖縄では5月から10月となる。残念ながら、札幌と大阪は湿度が低いためこれらの条件に当てはまらない。
 この時期の良く晴れた日の屋外なら、ウイルスの感染力をかなり低減できるかも知れない。

 早速沖縄で実験だ!

 

 残念ながら大阪はこの条件に当てはまらないので夏の甲子園は難しいかも知れないが、代わりに神宮球場夏の高校野球をやってはどうだろうか?座席は2席おきに座って、声援ではなく鳴り物で応援しよう!

 もちろん、宿舎は紫外線ロボですっかり消毒して。

 


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【新型コロナ】感染者情報流出

感染者495人分の氏名などを誤って掲載 愛知県のHP

news.livedoor.com

 

 やっちゃいましたね、、
 役所なんてところの個人情報の取り扱いのずさんさと来たら、恐ろしいからね。

 

個人情報管理がひどい団体ランキング
 1.お役所、国や自治体関連
 2.学校、専門学校や関連法人

 

 彼らは企業と違ってお客様に気を使う必要がなく、常に自分たちの方が偉くて特別な存在だと思っているからね。ひどいもんだ。

 

 「我々が持っているんだからいいでしょう?」
 →違うわ。あんたが許可なく私の情報を持っている事が間違ってるんだわ。しかも何年も何年も。。

 

 そんなんだから、某○阪大学だって、過去の教員情報まで流出した。消さないから。
 ある時、個人情報の扱いがあまりにひどくて弁護士に相談したが、その弁護士は対処できないと言った。何のための法律なのか。これだからゴーンが怒るだろ(笑)
 法律も司法も弁護士も、結局お金や権力がある人に有利になるためのものでしかないなら、弁護士もいない方が公平な裁判が出来そうだ。

 

 お笑いのネタになるような裁判官は全員クビになった方が良いよね。自分の有利な立場を利用して、興味本位で個人情報を聞くなど、言語道断。実際、裁判官って個人裁量で決定してしまうし、なにこの裁判ってのある。でも、投票しろって言われてもそんなにみんなで裁判聴講に行けないじゃん?

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裁判ネタ

 裁判を、必要な個人情報を保護した上でネット配信してくれないかな。
 公正な裁判のためにそういうシステムは必要だよね。

 


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【新型コロナ】コロナ自殺?

 とんかつ店店主が油を被ってコロナ自殺というショッキングな報道があった。

少し調べると、The Library webの記事から、2代目当主の54才男性、遺書は無いという事が分かる。遺書が無いなら自殺とは断定できない。ショッキングに伝えたいという意図の報道だろうか。

 加えてこの記事には、コロナの影響で失業率が1%増えれば2300人自殺すると書いてあった。この情報の根拠は2019年1月に書かれたNEWSWEEKの記事と同じようだ。それによれば、自殺率Y=1.949X+14.345(Xは失業率)だそうだ。早速、エクセルで確認してみよう。

 

 統計情報を検索したところ、1990年から2018年の自殺率の情報があったので、この期間でグラフ化した。青線が自殺率、茶線が失業率である。そして破線が先の計算によるYである。

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自殺率と失業率

 これを見ると、ザックリとは似て見えるものの、合っているといえるか疑問だ。元のサイトのグラフも出所は同じはずだが、期間が異なるのと、スムージングが少々気になる。スムージングをしすぎるとグラフがオーバーシュートして正確さが欠ける。元の情報は1950年から2017年くらいまでなので、戦後の失業保障が十分にされない時代の影響が大きいのではないだろうか。

 

 このデータから面白いことに気づいたのは、リーマンショックの2009年、2010年に失業率が5.1に跳ね上がったが、自殺率は上がっていない事だ。むしろ、2009年から2010年は自殺率が下がっている。

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リーマンショック

 覚えておいでだろうか。あのひどいリーマンショックで、多くの雇い止めがあった。私もひどい退職勧奨を受けて辞めさせられたけれど、他殺も自殺も思いとどまったよ(笑)

 今の日本の保障制度の中では、失業したからといって自殺には結びつかないのではないだろうか。

 

結論

 リーマンショックで自殺率が上がっていない事が分かった。

 だから、多分コロナ自殺はそんなに起こらないだろう。

 失業中の私が言うのだから間違いないw

 

 

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