harutamaの日記

失業中の理系研究者のブログ

【新型コロナ】レムデシビルでも死者30万人!エクセルで計算してみた

*お断り:申し訳ありません。この計算に用いたデータは古いデータ(4月22日時点)のため、汎用性はありません。

 AFPによれば、レムデシビルの効果は治療期間を31%減らし、致死率も31%減らすとのことだ。この値はアメリカでの治験によるので日本でも同じかどうかは分からないが、仮に同じだとして、従来の死亡数推定数から効果を見積もってみよう。

 また、先の計算では集中治療を1週間と見積もっていたが、報道発表では2週間であったのでその修正も行った。結果、レムデシビル使用時は約10日になる。

 

 一方、報道発表によれば、イベルメクチンは致死率を8.5%から1.4%に改善したとの事だ。これも同様に見積もってみよう。

 

 レムデシビルは既に5月7日に認可が下り、アビガンは5月中に認可が下りる予定で、イベルメクチンは1年以内の認可を目指しているそうだ。

 

 早速、エクセルで計算してみよう。

前提条件の変更

・集中施設占有期間は2週間 (←先の計算では1週間)

*その他の条件は、先の計算1計算2と同様。

 

レムデシビル条件

・重症化数を70%に改善  *重症化する前の投与を前提とした。

・集中施設占有期間を70%に改善

* 重症化数:重症患者数+死者数

 

イベルメクチン条件

・重症化数を30%に改善  *重症化する前の投与を前提とした。

・集中施設占有期間は2週間据え置き

 

 重症化する前の投与を想定したため、新型コロナ感染者に対する医療崩壊率は、従来、レムデシビル、イベルメクチンでそれぞれ92.5%、90.2%、90%となった。

 

 結果は、以下のようになる。

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推定死者数(レムデシビルとイべルメクチンの効果)

 

 レムデシビルを用いても推定死者数は約30万人となり、薬が前評判通りに効いたとしても、推定死者数はまだまだ多い印象だ。

 

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