【新型コロナ】実効再生産数Rtをエクセルで計算したら1ヶ月後が見えた?(WHOお墨付きEpiEstimで)(3)
一昨日、昨日に続き、WHOお墨付きEpiEstimのexl版で実効再生産数を計算しました。
実効再生産数Rtは1人目から2人目にうつした倍率である事を利用すると、1ヶ月後が見えてくるかも知れない。
さっそく、エクセルで計算だ!
全国のRtはEpiEstimで0.9だったので、もしその値がずっと変わらないと想定して計算してみると、1ヶ月後のpcrポジティブは激減する。入院治療を要する人、重篤患者数も同様に減少して、1ヶ月後をこのようにざっくり試算できる。
2020/9/27までの直近2週間ほどのデータを用いて、2020/9/24のRtを推定した。
この時のグラフはこのようになる。あくまで、1ヶ月間Rtが全く変わらない想定のグラフです。。ありえないけれども。
試しに、Rtが1以上になる沖縄のデータで同様に計算すると、1ヶ月後に感染者が倍になる事になる。
日本全国都道府県のRtを計算した結果が以下のようになる。
水色がRt<1で縮小傾向、黄色は1以上2.5未満で黄色信号、ピンクは2.5以上でR0より大きい値の県になる。といっても、元々感染者数が少ない県では少し感染者が発生しただけで大きな値になってしまうため、信頼度は疑問。でも、中国地方が目立つね。何か特別なことがあったんでしょうか?
1ヶ月後の入院治療を要する患者数をざっくり推定するとこのようになった。ピンクは病床数を上回る。黄色はかなりの割合を占めなくてはならないことになる(他の病菌お患者さんもいるので現実的には難しいと予想される。)。島根、広島、鹿児島は今の状態で感染者数が増加すると患者を収容できなくなるという事になる。
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